取り扱い商品

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あんぽ柿

あんぽ柿

「あんぽ柿」の名前の由来は、その製法にあります。
渋柿の皮を剥いて、縄につるし天日で干して作られます。
江戸時代には、この製法に基づいて「天干し柿(あまほしがき)」と呼ばれていました。この呼び方が変化し、現在は「あんぽ柿」と呼ばれるようになったと伝承されています。
天日干しでゆっくりと乾燥させることにより、旨味と栄養がグン!と凝縮されます。
茶褐色の果肉が柔らかくとろける食感が特徴的で自然の甘さを感じられるスイーツです。
古くから、お茶うけや贈答用品としても人気です。

「あんぽ柿」の特徴

  • とろけるような“半生食感”

    とろけるような“半生食感”

    あんぽ柿は、干し柿の一種でありながら、水分を約30〜40%程度も残して加工されているため、半生のような食感が特徴です。指で軽く押すとふんわりとへこむほどの柔らかさがあり、口に入れるとトロリととろけるような舌触りが楽しめます。まるで熟した柿をそのまま食べているかのようなジューシーさで、喉ごしもなめらか。少しに冷やして食べると、ゼリーのような食感と果実本来の甘みがより一層お楽しみいただけます。

  • 自然の恵みが生んだ“濃厚な甘み”

    自然の恵みが生んだ“濃厚な甘み”

    原料となる柿は、もともと糖度が高い「平核無(ひらたねなし)」などの品種が使用されることが多く、天日干しや熱風乾燥などを経ることで糖度がさらに凝縮され、最終的には糖度が40度を超えることもあります。砂糖などを一切加えていないにもかかわらず、しっかりとした甘さを感じられるのが魅力。しかも、その甘さは人工的な甘味ではなく、フルーツ由来の優しい甘みで、後味もすっきりしています。

  • 鮮やかな“オレンジ色の輝き”

    鮮やかな“オレンジ色の輝き”

    あんぽ柿は、一般的な干し柿と異なり、黒っぽく変色することが少なく、鮮やかなオレンジ色を保っています。これは、硫黄燻蒸(いおうくんじょう)という加工工程によって色の酸化を防ぎ、果実の美しい外観を保っているためです。その見た目の美しさから、贈答用としても非常に人気があり、箱を開けた瞬間に広がる鮮やかな色合いは、冬の贈り物としても喜ばれます。

干し柿とあんぽ柿の違い

干し柿とあんぽ柿は、どちらも渋柿を乾燥させて作られる、昔ながらの保存食品です。
しかし、その加工方法や仕上がりには大きな違いがあります。

干し柿は、長い時間をかけて天日干しし、水分をしっかり抜くことで、ねっとりとした濃厚な甘さと歯ごたえのある食感に仕上がります。

一方、あんぽ柿は硫黄燻蒸(いおうくんじょう)という工程を取り入れることで、水分を30〜40パーセントほど残した状態で加工されます。そのため、やわらかくてジューシーな半生のような食感が楽しめます。
また、燻蒸によって果実の酸化が抑えられるため、あんぽ柿は鮮やかなオレンジ色を保ち、見た目にも美しく、よりフレッシュな風味が際立ちます。

どちらも秋から冬にかけて日本の食卓に登場する風味豊かな一品であり、それぞれの個性が多くの人々に親しまれています。

  • おいしい食べ方

    おいしい食べ方

    あんぽ柿は、そのまま食べるのはもちろん、ヨーグルトに入れて自然な甘みをプラスしたり、ケーキやクッキーの材料として焼き菓子に活用するのもおすすめです。
    また、ラム酒やブランデーなどに漬けて大人のデザートとして楽しんだり、ジャムやペーストに加工してパンやクラッカーに添えても美味しくお召し上がりいただけます。

  • 甘みのしるし

    甘みのしるし

    表面に白い粉状のものが見られることがありますが、これは柿の糖分が結晶し表面化したものなので、しっかりと甘みが増した証です。
    安心してお召し上がり下さい

  • 保存方法

    保存方法

    <常温保存>
    直射日光を避け、風通しの良い涼しい場所に置いてください。
    開封後は傷みやすいため、早めにお召し上がりください。

    <冷蔵保存>
    開封後や気温が高い時期は、密閉できる保存袋などに入れて冷蔵庫の野菜室へ。
    乾燥を防ぎながら日持ちさせることができます。
    食べる前に少し常温に戻すと、やわらかさと甘みがより感じられます。

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